ポーランド軍のポンチョテントを使ってみる
おはこんばんちは。でっちうでございます。
GW後半は大洗までツーリングに行ったり、疲れから突然宿泊したりと最後まで動き回っていました。遊びすぎて疲れたから休暇が必要だ!と思いました。ほんと。
さて、先日GW中の長野キャンプに関してまとめましたが、私は変なテントで参戦しました。
みんな大好き軍幕。
早速本題!
テントについて
私が今回導入したのはこれ。ポーランド軍の放出品のポンチョテント。現地語で何と呼ぶのだろうか。知らん。
今回はこのテントについて少し喋ります。
物は非常にシンプルで、説明が非常に楽です。
以上。
や、もう少し喋ろうかね。
テントの構造
ザックリとした解説。このように、三角形×4の六角形の布を2枚組み合わせます。
上図の赤塗りの部分にはボタンが配置してあり、2枚を互いに組み合わせることができます。組み合わせた結果、八角錐となりますね。その中心部(青色部)に一本のポールを立て、ペグを打てば終了です。外周となる箇所(黄緑色部)にペグを打ち込み、全方向から張力をかければポール一本でも自立できるわけです。
感動モノです。部品点数は少ない方が信頼性は高いのです。これはエンジニアとしての基本中の基本です。素晴らしい。
何と合理的だろうか。
んでこれ、ポンチョって名前がつくだけあって、本当に着ることができます。
ちゃんと腕も出る・・・ヤバ・・・素敵すぎる・・・
実際に着用可能なテントがアウトドア用品店に売ってあるだろうか?否。素晴らしい。
まあ、実際着ないけど。
実際立ててみた
立てる際、順番なんてものは気にしたら負けです。適当に立てます。というか、適当にやったら立ちます。
I. ポンチョを結合
II. ①部にペグを打ち込む
III. 中心にポールを立て、②へ張りながらペグを打つ
IV. ③に張りながらペグを打つ
V. 残る4箇所へペグを打ちつつ、①~③に関しても適当に位置を調整
以上です。極めてシンプル。
一旦私もこのスタイルで立てましたが、テント中心部にポールがあり少々邪魔となるため、ちょっとした工夫を凝らしました。
サイドビューです。左が通常の設営時、右が今回の設営時。図が雑。
通常であれば中心部にポールが一本立つだけですが、今回は余った三脚を利用し、中心部の空間を大きく取ってみました。安定感抜群です。
上から見るとこんな感じ。色塗り忘れたけど面倒だからこれで良いや。
三脚の間をテントの開口部とし、ここから出入りします。今回はこの間にブルーシートを敷き、キャプテンスタッグのキャンプマットを重ねます。その上に寝袋に身を包み寝る作戦です。
もう一度見てみましょう。この写真では出入り口部のみペグを打たず開いています。
私の身長は171cm強、極めて平均的な日本人男性といった感じですが、この中に身体を伸ばして寝ることができました。
感想
・思いの外普通に使えます。見た目も申し分なし。カッコいい。
・内部で着替えできるスペースを確保できる程十分な実用性。
・素材はコットン、極めて頑丈。
・光の透過性が低く遮光カーテン状態のため寝坊助さんにはオススメ(?)
・事前に対策を行えば雨天時に浸水もしない
今回、素材がコットンのため、テント全体に蝋引きを行って臨みました。ロウソクを使うなり、パラフィンを購入して適当に塗り込むなりをした後に布にロウを溶かし込む作業を行えば、雨天時にも生地がきっちりと撥水してくれます。素材そのものが水を含むのは避けられませんが、朝起きても内側が軽く濡れるのみ。
結構激しく雨に降られたのですが、濡れずに過ごすことができました。
テント内での防寒さえキチンと対策すれば、外気温0度付近でも快適でしたYO。意外とね。
そもそも何故コイツなのかという話ですが、「軍のモノならば実用性こそ全てという前提があろう」という安直な理由です。タフな環境で、タフガイ達がゴリゴリ使うのであれば、これほど信頼の置けるモノは無かろう、という。
次回使用するときは少し暑い季節でしょうか。
蚊などの虫への対策・暑さへの対策をどう両立させるか、ということが次回の課題となりそうです。
今回はクルマだったので対策は大荷物でも問題なかったけども、次はバイクかなあ。
ローテクながらも工夫するのは楽しいですね。
「こういうキャンプ用品組み合わせると楽しいぜよ」みたいなのがあればご教示くださいませ。次は旧ソ連のポンチョ欲しいのよね。タープ的に。
そんじゃまた。